AWSとは?クラウドの基礎を図解でわかりやすく解説
スキルシートやインフラ求人で、ほぼ必ず出てくる「AWS」。読み方はエーダブリューエス。名前は知ってるけど、中身がわからない人が多い用語です。
ひとことで言うと、サーバーやストレージを「買う」のではなく「ネット経由で借りる」ためのサービス。世界でいちばん使われているクラウドです。
この記事では、オンプレとの違いから主要サービスまで、AWSの全体像を図解と表でつかみます。
AWSを一言で言うと
昔は、会社がシステムを動かすには、高いサーバーを買ってきて社内に置く必要がありました。故障の対応も、置き場所も、電気代も全部自前。これがオンプレミス(オンプレ)です。
AWSは、そのサーバーをAmazonが持っていて、ネット経由で必要な分だけ貸してくれるサービス。電気やガスと同じで、使った分だけ払う。これがクラウドの考え方です。
オンプレミス
🏢 サーバーを買う
自社で購入・設置・管理。初期費用が大きい
AWS(クラウド)
☁️ サーバーを借りる
必要な分だけネット経由で。従量課金で増減自由
まず知る主要サービス
AWSには200を超えるサービスがありますが、最初に覚えるのはほんの一握り。名前は暗号みたいだけど、役割はシンプルです。
| サービス | 役割 | たとえると |
|---|---|---|
| EC2 | 仮想サーバーを借りる | クラウド上のパソコン・サーバー |
| S3 | ファイルを保管する | 容量無制限のクラウド倉庫 |
| RDS | データベースを借りる | データの保管・検索の専門室 |
| VPC | クラウド内に専用ネットワークを作る | 自分専用の区画・敷地 |
| IAM | 誰が何を操作できるか権限管理 | 入館証と鍵の管理 |
| CloudWatch | AWS上の状態を監視する | クラウド版の監視モニター |
| Route 53 | DNS(名前解決)を担う | 住所案内の電話帳 |
これらを組み合わせて、1つのシステムを作ります。ちなみにネットワークの基礎(VPC)やDNS(Route 53)は、CCNAで学ぶ知識がそのまま効いてきます。
→ DNSの基礎はこちら:DNS・DHCPとは?ネットワークの基礎を図解で解説
「クラウドの仕事に進みたいけど、何から?」——そんな相談も歓迎です。記事の最後に、LINEで気軽に聞ける窓口があります。
未経験は、どうAWSに関わる?
いまや多くのシステムがAWS上で動いているため、運用保守でも自然と触れる機会が増えています。段階を追ってこう関わります。
| 段階 | AWSとの関わり |
|---|---|
| 運用保守(入口) | CloudWatchでの監視、アラート対応、手順書に沿った定型作業 |
| 構築(1〜3年) | EC2・VPCなどを自分で作る。設計書に沿って環境を構築 |
| クラウドエンジニア | クラウド全体の設計、自動化(IaC)。高年収帯 |
→ 自動化で使うツール:Terraformとは?IaCを図解で解説
資格・キャリアとのつながり
AWSの学びの入口は、AWS Certified Cloud Practitioner(CLF)。AWS全体の基礎を体系的に学べます。次に設計を学ぶSolutions Architect Associate(SAA)が定番。
王道は「CCNAでネットワークの土台 → Linux → AWS」の順。ネットワークがわかると、クラウドの理解が段違いに速くなります。
→ 詳しくは:未経験から取るAWS認定資格ガイド
よくある質問
AWSとは何ですか?
Amazonが提供するクラウドサービスです。サーバーやストレージを買う代わりに、ネット経由で必要な分だけ借りて使えます。世界で最もシェアの大きいクラウドです。
オンプレとの違いは?
オンプレは自社でサーバーを買って設置、クラウドはネット経由で借りる方式です。クラウドは初期費用を抑えられ、従量課金で増減も自由。多くの企業が移行しています。
EC2やS3とは?
EC2は仮想サーバーを借りるサービス、S3はファイルを保管するストレージです。ほかにDBのRDS、ネットワークのVPC、権限のIAMなどがあります。
未経験の仕事とどう関わりますか?
運用保守でのAWS監視・アラート対応から関わり、構築の段階でEC2やVPCを自分で作るようになります。クラウドはこれからの主戦場です。
おすすめの資格は?
入門はCLF(Cloud Practitioner)、次にSAA(Solutions Architect Associate)が定番。CCNAで土台を作ってからAWSへ広げる流れが王道です。
まとめ
AWSは、サーバーやストレージをネット経由で借りるクラウドの代表格。EC2・S3・RDS・VPCといったサービスを組み合わせてシステムを作ります。オンプレと違い、必要な分だけ従量課金で使える。
未経験は運用保守の監視から関わり、構築・クラウドエンジニアへと進める。CCNA・Linuxの土台の先に、AWSという大きな伸びしろがあります。
→ インフラエンジニアの全体像:未経験からインフラエンジニアになるには?完全ロードマップ
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村上悠司(むらかみ ゆうじ)
株式会社キャリアハブ 代表取締役。外資系IT企業でのセールス経験約10年を経て、未経験エンジニアの育成に特化したSES企業を設立。