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未経験からの転職

AIエンジニアに未経験からなれる?必要なスキルと現実を正直に話す


「これからはAIの時代だから、AIエンジニアになれば食いっぱぐれないでしょ」——気持ちはすごくわかります。僕もAIの可能性にはワクワクしてます。

ただ、未経験からの道のりについて、正直に話させてください。「なれるか、なれないか」で言えば、なれます。でも「思ってたのと違う」と挫折する人がめちゃくちゃ多いのも事実なんです。

AIエンジニアの仕事内容をまず理解する

AIエンジニアって言葉、めちゃくちゃ広い。まずここを整理しないと話が始まりません。

大事なのは、「ChatGPTを使う人」と「ChatGPTを作る人」はまったくの別物だということ。AIエンジニアは後者です。機械学習モデル(コンピュータにデータのパターンを学習させる仕組み)を設計・構築し、実際のサービスに組み込むのが仕事。

さらに細かく分けると、大きく2つに分類できます。

  • AIサイエンティスト(研究寄り):新しいAIモデルを設計・研究する人。論文を読んで書く世界。大学院レベルの数学が必要
  • AIエンジニア(実装寄り):既存のAIモデルを使って、サービスや業務に落とし込む人。プログラミング力とデータ処理力が命

未経験から目指すなら後者のほうが現実的。ただ、それでもハードルは低くありません。

→ AIエンジニアとインフラエンジニアの違いを比較:AIエンジニアとインフラエンジニアの違い

未経験からAIエンジニアを目指すと何が必要か

スクールの広告だけ見てると簡単そうに見えるんですけど、実際に必要なスキルを並べると、けっこうな量になります。

  • Python(プログラミング言語):AIの世界ではほぼ必須。ゼロからだと習得に3〜6ヶ月
  • 線形代数・確率統計(数学):AIのアルゴリズムを理解するための土台。高校数学からやり直す人も多い
  • 機械学習の基礎知識:教師あり学習、ニューラルネットワーク、自然言語処理……。概念理解だけで数ヶ月
  • データ前処理のスキル:現実のデータはぐちゃぐちゃ。それを使える形に整える技術が地味に重要
  • ポートフォリオ(成果物):自分でAIモデルを作った実績がないと、書類選考すら通らない

現実的なルートはこうなります。プログラミングスクール(3〜6ヶ月)→ データ分析系の実務経験を積む(1〜2年)→ AIエンジニアに転職。

費用はスクール代だけで30〜80万円。そこに学習期間中の生活費が上乗せ。「1ヶ月でAIエンジニア」みたいな広告は、正直に言って存在しない世界です。

「自分にAIエンジニアは合っているのか?」「別のルートもあるのか?」——迷ったら、記事の最後にあるLINE相談を使ってみてください。あなたの状況に合わせて正直にお話しします。

年収は高い。でも「未経験1年目」の話ではない

AIエンジニアの平均年収700〜800万円。これは事実です。ネットで検索すれば出てくる。

ただし、この数字は実務経験3〜5年目以降の話。未経験から転職して1年目で手にする年収は、だいたい350〜450万円。インフラエンジニアの初年度とほぼ変わらない水準です。

上位層の1,000万円超はどんな人かというと、理系の大学院を出ていて、論文の実績があって、実務経験が何年もある人たち。未経験スタートの人がそこに到達するには、最低でも5〜10年は見る必要がある。

高年収のデータだけ見て飛びつくと、理想と現実のギャップでつらくなる。これは本当によくあるパターンで、スクールに80万円払って挫折した人を何人も見てきました。

「AIに興味がある」なら、別の入口もある

ここが、この記事で一番伝えたいことです。

「AIエンジニアになりたい」と「AIに関わる仕事がしたい」は違う。前者はAIそのものを作る仕事。後者は、AIを活用する仕事も含む。そして未経験から手が届きやすいのは、圧倒的に後者です。

たとえば、インフラエンジニアとしてキャリアをスタートして、AI基盤(AIを動かすためのクラウド環境やサーバー構成)の構築・運用に進むルートがある。AIを「作る側」じゃなくて「動かす側」に回るという選択肢。

インフラエンジニアなら、CCNA(ネットワークの基礎資格)を取得して約1.5ヶ月でスタートラインに立てる。費用もゼロ(育成型のSES企業なら会社が全額負担)。プログラミングも数学もいらない。

そこから経験を積んで、クラウド(AWSやAzure)を覚えて、AI基盤の案件に入っていく。このルートなら収入を得ながらステップアップできるし、途中で「やっぱりAIエンジニアを目指したい」と思ったら、その時点でキャリアチェンジしてもいい。

→ AIエンジニアとインフラエンジニアの違いを詳しく比較:AIエンジニアとインフラエンジニアの違い|未経験からどっちを目指すべき?

→ インフラエンジニアのロードマップ:未経験からインフラエンジニアになるには?完全ロードマップ

→ CCNAについて詳しく知る:CCNAとは?未経験者が知っておくべき全知識

まとめ:AIエンジニアは素晴らしい職業。でも全員がそこを目指す必要はない

AIエンジニアは将来性がある。年収も高い。それは間違いない。でも、未経験からいきなり目指すのはハードルが高いのも事実。

  • AIエンジニアになるには、Python・数学・機械学習の知識が必要。最低でも1〜2年の学習期間
  • スクール代30〜80万円+学習期間の生活費が必要
  • 高年収は3〜5年目以降の話。未経験1年目は350〜450万円
  • 「AIに関わりたい」ならインフラエンジニア→AI基盤という現実的なルートもある
  • インフラエンジニアなら約1.5ヶ月・費用ゼロでスタートできる

大切なのは、「自分に合ったルート」を選ぶこと。AIの時代だからこそ、選択肢は1つじゃない。

自分に合ったIT転職ルートを知りたい方は、LINEで気軽に相談してください。あなたの経歴と状況を聞いた上で、正直にアドバイスします。


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村上悠司

村上悠司(むらかみ ゆうじ)

株式会社キャリアハブ 代表取締役。外資系IT企業でのセールス経験約10年を経て、未経験エンジニアの育成・派遣に特化したSES企業を設立。

「ちょっと話を聞いてみたい」——それだけで大丈夫です。

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