CCNA独学は可能?必要な期間と挫折しない勉強法
「CCNAって独学で取れるの?」——結論から言うと、取れます。ただし挫折率がかなり高い。
その理由と、挫折しないための勉強法を全部話します。実際に未経験者を何人もCCNA合格させてきた研修ノウハウを一部公開するので、独学する人も参考にしてください。
CCNAは独学で取れるのか?結論
独学での合格は可能です。ただし体感の合格率は20〜30%。つまり7〜8割の人が途中で挫折するか、不合格になっている。
「取れるか取れないか」で悩んでも仕方ない。大事なのは「どうやったら取れるか」。そこにフォーカスしましょう。
独学に必要な期間の目安
- 完全未経験:2〜3ヶ月(1日2〜3時間)
ネットワークの「ネ」の字も知らない状態から。総学習時間は120〜270時間 - IT基礎知識あり:1〜1.5ヶ月
IPアドレスやサブネットの概念がなんとなくわかる人 - 企業研修利用:約1〜1.5ヶ月
講師がいて、1日8時間集中できる環境。効率が段違い
具体的にイメージしてほしい。完全未経験で独学する場合、毎日コンビニバイトの後に2時間。それを3ヶ月続けられるか? 途中で「今日はいいか」が何回来るか。独学は時間の確保との戦いです。
独学で挫折する3つのパターン
① 教材選びで迷って進まない
Amazonで「CCNA」と検索すると50冊以上出てくる。レビューを読み比べて、ブログの比較記事を3つ読んで、結局どれがいいかわからない。1冊も開かないまま1週間が過ぎる。
これ、めちゃくちゃ多いパターン。教材選びに時間をかけること自体が挫折の入口です。定番を1冊買って、とにかく読み始める。合わなかったら変えればいい。完璧な教材を探す時間で、最初の章は読み終わってます。
② ネットワーク用語が意味不明で止まる
「サブネットマスクって何?」「OSPFって何の略?」「ACLってアクセス……何?」——最初の1週間で出てくる用語が多すぎて、脳がフリーズする。
「もう無理かも」——その感覚、実は大多数の人が通る道。独学者が最も挫折するのがこのポイント。対策は「順番」です。いきなりルーティングプロトコルに手を出さず、まず2進数→IPアドレス→サブネットの順番で基礎を固める。この順番を間違えると、何を読んでも意味不明のまま。
③ 問題演習が足りないまま受験して落ちる
参考書を2周して「理解した気」になって受験。結果、不合格。受験料4.3万円が消えて、心も折れる。
参考書を「読んだ」のと、問題を「解ける」のは全然違う。CCNAの本番はシナリオ問題(「この状況でどの設定を入れるべきか」を判断する問題)が出る。参考書を読んだだけでは状況判断ができない。問題は最低350問、正答率95%以上になるまで繰り返す。ここをサボった人が落ちます。
CareerHub式・6日間の学習ロードマップ
CareerHubの研修カリキュラムをベースに、「独学でも使える学習順序」を一部公開します。この順番で進めると、知識が積み上がるように設計されています。
Day 1:2進数・10進数・16進数の変換
なぜ最初にこれをやるか? ネットワークの設定値は全部2進数で動いてる。ここを飛ばすとサブネット計算で詰む。地味だけど、この土台が後の全てを支える
Day 2:ネットワーク基礎
LAN(社内のネットワーク)/WAN(外部のネットワーク)/IPアドレス(ネット上の住所)の仕組み。「データが行き来する道」のイメージを掴む日
Day 3:スイッチ・VLAN・MACアドレス
データが社内ネットワークの中でどう流れるかを学ぶ。ここからネットワークが「見える」ようになって面白くなる人が多い
Day 4〜5:ルーティング・ACL・NAT
ここで一気に難易度が上がる。「ルーティングテーブルって何を見ればいいの?」——独学だと「何を言ってるかわからない」が始まるポイント。講師に質問できる環境があるかないかで合格率が大きく変わる
Day 6〜:問題演習フェーズ
350問以上を正答率95%になるまで回す。最初は3割しか取れなくて絶望する。でも毎日やれば2週間で8割を超える。ここが合否を分ける
この6日間カリキュラム、CareerHubでは講師付きで無料で受けられます。独学が不安な方は記事の最後で相談方法を紹介しています。
独学 vs スクール vs 企業研修
| 項目 | 独学 | スクール | 企業研修 |
|---|---|---|---|
| コスト | 5〜6万円 | 15〜35万円 | 0円 |
| 期間 | 2〜3ヶ月 | 1〜2ヶ月 | 約1〜1.5ヶ月 |
| サポート | なし | 講師あり | 講師+就職支援 |
| 就職 | 自力 | 紹介あり | そのまま正社員 |
| 挫折リスク | 高い | 中 | 低い |
お金をかけずに確実に取りたいなら、企業研修が最強。独学は「一人で走り続ける覚悟」がいります。
→ 費用の詳細はこちら:CCNA受験費用と取得にかかる総コスト
→ おすすめ教材はこちら:CCNAおすすめ問題集・参考書まとめ
まとめ
CCNAは独学で取れる。でも、一人で走り続けるのは簡単じゃない。挫折する人のほうが多い。
「自分にできるかな」と不安なら、企業研修も選択肢に入れてみてください。大事なのは方法じゃなく「取ること」です。
→ CCNAの全体像はこちら:CCNAとは?未経験者が知っておくべき全知識
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村上悠司(むらかみ ゆうじ)
株式会社キャリアハブ 代表取締役。外資系IT企業でのセールス経験約10年を経て、未経験エンジニアの育成・派遣に特化したSES企業を設立。