LPIC・LinuCとは?CCNAとの違いとおすすめの取得順
CCNAを取ったら次はLPIC?LinuC?そもそも何が違うの?——この記事ではその疑問に全部答えます。
LPIC・LinuCとは何か?30秒で理解する
「LPICって何?」と聞かれたら、一言で言うとこうです。Linuxというサーバー用OSを使えることを証明する資格。
LinuCも同じ。どちらもLinuxの知識を測る試験で、出題範囲もかなり似ています。
「Linuxって何?」という方のために補足すると、世界中のサーバーの7割以上がLinuxで動いています。Androidスマホの中身もLinuxベース。つまりITインフラを支えている土台そのものです。
CCNAが「ネットワークの資格」なら、LPIC/LinuCは「サーバーOSの資格」。インフラエンジニアとしてやっていくなら、どっちも避けて通れません。
CCNAとの違い|ネットワーク vs サーバーOS
CCNAを取った人の中で「もうネットワークはわかった」と思っている人、現場で最初に触るのは実はサーバーです。
わかりやすく例えると、CCNAは「道路の設計図が読める」資格。データがどう流れるか、ルーティングやスイッチングの仕組みがわかる。
一方、LPICは「建物の中身がわかる」資格。サーバーの中でファイルをどう管理するか、ユーザーの権限をどう設定するか、ログをどう読むか。
道路がつながっていても、建物の中が使えなかったら意味がない。逆もまた同じ。だからCCNAとLPICはセットで持っているのが理想なんです。
LPICとLinuC、どっちを取るべき?
「2つあるならどっちがいいの?」——ぶっちゃけ、日本のSES業界で働くならどっちでもOKです。
違いをざっくり説明すると、LPICは国際資格でLPI(カナダの団体)が運営。LinuCは日本独自の資格でLPI-Japanが運営。出題範囲は似ているけど、LinuCの方が日本の現場に寄った問題が出る傾向があります。
海外案件や外資系を狙うならLPIC。国内SESで働くならどっちでも変わりません。正直に言うと、面接官はLPICとLinuCの違いを気にしていないことがほとんどです。「Linuxの資格持ってるんだ」で終わり。
迷って時間を使うくらいなら、どちらかを決めてさっさと勉強を始めた方がいい。
CCNAの次にLPICを取るべき理由
「クラウドの方が将来性ありそう」と思ってLPICを飛ばす人がいますが、AWSもAzureも中身はLinuxサーバーです。
AWS上でEC2インスタンスを立てたら、SSHでログインしてLinuxコマンドで操作する。Linuxがわからないとクラウドの設定すらできません。
そして何より、CCNA + LPICの2つを持っていると案件の選択肢が倍増する。ネットワークだけの案件、サーバーだけの案件、両方触る案件——全部に対応できるようになる。
SESの営業をしていると実感しますが、「CCNA + LPIC持ち」のエンジニアは配属先に困りません。逆に「CCNAだけ」だと、監視系の案件に偏りがち。単価も頭打ちになりやすい。
LPIC Level 1の勉強法と合格のコツ
「CCNAより難しい?」——正直、CCNAを取れた人ならLPIC Level 1はそこまでキツくないです。
勉強法の鉄板はPing-t(問題集サイト)+ あずき本(小豆本)の2本柱。CCNAの勉強でPing-tを使った人ならお馴染みですよね。
- あずき本で体系的にインプット(通読は1〜2週間)
- Ping-tでひたすらアウトプット(正答率90%超えが目安)
- 余裕があれば仮想環境でLinuxを触ってコマンドを体で覚える
CCNA合格者はネットワーク系の問題(TCP/IP、DNS、ポート番号など)が楽に解けるので、そのぶんLinux固有のコマンドやファイル管理に集中できます。学習期間は1〜2ヶ月が目安。
まとめ
LPICもLinuCも、Linuxの知識を証明する資格。CCNAの次に取るべき理由はシンプルで、インフラ現場の8割にLinuxが絡むから。
- LPICとLinuCの違いは運営団体。実務上はどっちでもOK
- CCNA + LPICで案件の選択肢が倍増する
- CCNA合格者なら1〜2ヶ月で取得可能
「次はどの資格を取ろう」と迷っている人は、まずLPIC。これが最短で現場の幅を広げる方法です。
キャリアハブでは、CCNA取得後の次のステップも含めてキャリア設計をサポートしています。「LPICを取った方がいいのか」「自分に合った順番がわからない」という方は気軽にご相談ください。
→ 資格ロードマップの全体像はこちら:CCNA取ったら次は?インフラエンジニアの資格ロードマップ完全版
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村上悠司(むらかみ ゆうじ)
株式会社キャリアハブ 代表取締役。外資系IT企業でのセールス経験約10年を経て、未経験エンジニアの育成・派遣に特化したSES企業を設立。