IT資格手当の相場一覧|会社選びで見るべきポイント
「資格手当って月いくらもらえるんですか?」——面接でよく聞かれる質問です。
資格手当は会社によってバラバラだし、そもそも制度がない会社もある。求人票に「資格手当あり」と書いてあっても、金額が書いてないことも多い。
この記事では、主要IT資格の手当相場を一覧にまとめつつ、「資格手当だけで会社を選ぶと失敗する理由」もお話しします。
IT資格手当の相場一覧
「具体的にいくらもらえるの?」——SES業界の相場を表にまとめました。
| 資格 | 月額手当の相場 | 備考 |
|---|---|---|
| CCNA | 5,000〜15,000円 | SES企業の8割が設定 |
| LPIC Level 1 | 5,000〜10,000円 | CCNA同等の評価 |
| AWS SAA | 10,000〜20,000円 | クラウド需要を反映して高め |
| AZ-104 | 10,000〜20,000円 | AWS SAAと同等 |
| CCNP | 10,000〜30,000円 | 会社によって差が大きい |
| ITパスポート | 0〜3,000円 | 設定なしの会社が多い |
| 基本情報技術者 | 3,000〜10,000円 | ばらつきが大きい |
見ての通り、クラウド系資格(AWS SAA、AZ-104)の手当が高い。市場の需要がそのまま反映されています。CCNA+AWS SAAを両方持っていれば、月15,000〜35,000円の手当がつく計算。年間で18〜42万円。
資格手当の3つの支給パターン
「資格手当って毎月もらえるんですよね?」——実はそうとは限らない。支給パターンは会社によって3つに分かれます。
パターン1:毎月支給型
資格を持っている限り、毎月の給料に上乗せ。一番ありがたいパターン。CCNA手当が月1万円なら年間12万円。長く在籍するほど恩恵が大きい。
パターン2:一時金型(合格祝い金)
合格時に一度だけ支給。「CCNA合格で3万円」みたいな形。嬉しいけど、毎月支給型と比べるとトータルでは差がつく。
パターン3:試験費用負担型
手当は出ないけど、受験料を会社が負担してくれる。CCNAの受験料は約4万円なので、これだけでも結構大きい。ただ「不合格の場合は自己負担」という条件がついていることもあるので要確認。
求人票に「資格手当あり」と書いてあっても、どのパターンかは書いていないことが多い。面接で必ず「毎月支給ですか?一時金ですか?」と確認してください。聞きにくいと思うかもしれないけど、これは待遇の話なので聞いて当然です。
資格手当だけで会社を選ぶと失敗する理由
「手当が高い会社に入ればいいんでしょ?」——ちょっと待ってください。ここが一番伝えたいポイントです。
本当に見るべきは「還元率」。還元率とは、クライアントが支払う単価のうち、エンジニアの給料に回る割合のこと。
具体例を出します。
- A社:基本給20万円 + 資格手当1.5万円 = 月収21.5万円(還元率55%)
- B社:基本給23万円 + 資格手当0.5万円 = 月収23.5万円(還元率70%)
A社の方が資格手当は高い。でも月収はB社の方が2万円多い。しかも還元率70%のB社は、単価が上がったときの昇給幅も大きい。資格手当の金額に目がいって、還元率を見落とすと大損します。
→ 還元率の仕組みと相場はこちら:SES還元率の仕組みと相場
資格取得支援がある会社を選ぶべき理由
「手当より大事なものって何?」——資格取得の「サポート体制」です。
手当が月1万円でも、資格を取るまでに独学で半年かかったら、その間の機会損失の方が大きい。逆に、研修で1.5ヶ月で取得できる環境なら、4.5ヶ月分の「資格あり」の単価で稼げる。
チェックすべきポイントはこの3つ。
- 研修制度があるか(座学だけでなく実機演習があるか)
- 試験費用を会社が負担してくれるか
- 研修期間中も給料が出るか
CareerHubでは、CCNA取得を全面サポートしています。研修期間中の給料支給、試験費用の全額負担、現役エンジニア講師によるマンツーマン指導。「資格を取ってキャリアを変えたい」という方は、LINEで気軽に相談してください。
まとめ
- クラウド資格(AWS SAA・AZ-104)の手当が高い傾向
- 支給パターンは「毎月型」「一時金型」「試験費用負担型」の3つ
- 資格手当の金額だけで会社を選ぶと失敗する。還元率を見るべき
- 手当より「取得支援体制」がある会社の方が長期的にプラス
- CCNA+LPICで月10,000〜25,000円の手当が相場
資格手当は大事だけど、それだけで会社を決めるのは危険。還元率、研修制度、キャリアサポート——トータルで判断するのが、後悔しない会社選びのコツです。
→ 資格ロードマップの全体像はこちら:IT資格ロードマップ|未経験から取るべき順番
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村上悠司(むらかみ ゆうじ)
株式会社キャリアハブ 代表取締役。外資系IT企業でのセールス経験約10年を経て、未経験エンジニアの育成・派遣に特化したSES企業を設立。