帰社日・Home Dayとは?SESエンジニアの孤独問題を解決する仕組み
SESで働くと「自分の会社の人と全然会わない」という話を聞いたことがないか?
これ、本当だ。客先に常駐して、気づけば半年間、自社の人間と一度も会ってない。そんなエンジニアはSES業界にゴロゴロいる。
SESの「孤独問題」は本当にある
客先常駐の構造上、自社の人間と物理的に会わなくなる。上司も同僚もいない。困ったことがあっても相談相手がいない。
月1回の帰社日まで待てない。LINEで「大丈夫?」と聞かれても、テキストだけで解決できる悩みばかりじゃない。「現場の空気がキツい」「何をやればいいかわからない」——こういう悩みは、会って話さないと伝わらない。
結果として「帰属意識がなくなる→どこの会社にいるのかわからなくなる→辞める」というパターンが業界で最も多い退職理由の1つ。SES業界の離職率が高い根本原因は、給料じゃなくて孤独です。
「帰社日」って何をする日なの?——一般的なSES企業の場合
月1回が多い。毎月第○金曜日の午後、とか。
良い帰社日:技術勉強会があってスキルアップできる。同期や先輩と近況を話せる。悩みを相談できる。「あ、自分だけじゃないんだ」と思える。これは価値がある。
悪い帰社日:事務連絡だけで30分で終わる。勤怠の締め作業と書類提出。何のために集まったのかわからない。「義務感」で来てるだけ。終わったらすぐ解散。
ぶっちゃけ、月1回の帰社日だけで孤独は解消できない。30日のうちたった1日。ちょうどその日に悩んでる確率は30分の1。タイミングが合わなければ、翌月まで1人で抱え込むことになる。
CareerHubの「Home Day」——毎日開放、毎日来ていい
Home Dayは帰社日じゃない。毎日開放されたオフィス。仕事帰りにふらっと寄れる。強制参加じゃない。来たい日に来ればいい。
できること:
- 自習——CCNAの復習、技術書を読む、資格の問題を解く
- 技術相談——現場で困ってることを先輩や講師に聞ける。「これって合ってますか?」レベルの質問でもOK
- キャリア面談——今の案件のこと、次のステップのこと。代表に直接相談できる
- 同期との雑談——これが意外と一番大事。「自分だけじゃないんだ」と思える。同じ時期に入社した仲間が頑張ってる姿を見ると、モチベーションが戻る
なぜ「毎日」なのか。月1回では「ちょうどその日に悩んでいる」確率が低すぎる。毎日開けておけば、困ったときにすぐ来れる。
なぜ「任意参加」なのか。義務にすると「面倒くさい」になる。来たいときに来る、だから居心地がいい。来ない週があっても誰も何も言わない。でもキツくなったらいつでも来れる場所がある。その安心感が、エンジニアの心を支えてる。
Home Day、実際に見に来てほしい。雰囲気はLINEで聞いてくれれば伝えます。記事の最後で相談方法を紹介しています。
Home Dayが生まれた背景——代表の原体験
外資IT企業の営業マネージャー時代、客先常駐のエンジニアと一緒に仕事をする中で「会社に居場所がない」と感じて辞めていく人を何度も見てきた。
技術力が足りなくて辞める人より、「誰にも相談できなくて」辞める人のほうが圧倒的に多かった。隣に座ってる人は別の会社の社員。上司は月1回の帰社日でしか会えない。困ってることを話す相手がいない。結局「もう無理」になって退職届を出す。
SES業界を調べるほど、この「孤独」が構造的な問題だとわかった。月1回の帰社日では追いつかない。だったら毎日開ければいい。シンプルな発想だけど、やってる会社はほとんどない。
「Stand Together(一人にしない)」はCareerHubのValues。制度の名前だけじゃなく、本気で一人にしない仕組みを作った。
→ CareerHubの価値観についてはこちら:エンジニアはかっこいい仕事だ|CareerHubが考える「プロのエンジニア像」
SES企業を選ぶとき「孤独対策」を確認すべき理由
給料・研修・案件は面接で聞く人が多い。でも「孤独対策」を聞く人はほとんどいない。
聞き方の例:
- 「エンジニアが現場で困ったとき、相談できる仕組みはありますか?」
- 「帰社日以外に社員同士が交流する機会はありますか?」
この質問に具体的に答えられる会社は、エンジニアの定着を本気で考えてる。曖昧な回答なら「仕組みがない」のと同じ。
SESで長く楽しく働けるかどうかは、技術力よりも「居場所があるか」で決まる。これは大げさじゃなく、SES業界にいる人なら全員うなずく事実です。
→ 面接での質問リストはこちら:SES企業の面接で確認すべき5つの質問
まとめ——「一人にしない」会社を選べ
SESの孤独問題は構造的なもの。個人の努力で解決するのは限界がある。会社の仕組みで孤独を防げるかが重要です。
- 面接で「帰社日の頻度と中身」「それ以外の交流の仕組み」を聞け
- 月1回の帰社日だけの会社は要注意。タイミングが合わなければ30日間1人
- 居場所がある会社で働くことが、3年後もエンジニアを続けていられる最大の理由になる
一人にしない環境で、エンジニアとしてのスタートを切りたいなら。まずはLINEで話しましょう。
→ SESの基本から知りたい人はこちら:SESって何?「やめとけ」って本当?
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村上悠司(むらかみ ゆうじ)
株式会社キャリアハブ 代表取締役。外資系IT企業でのセールス経験約10年を経て、未経験エンジニアの育成・派遣に特化したSES企業を設立。